■シャングリラ・ラサ・リア・リゾート併設のオランウータン・リハビリテーション・プログラムの終了について~Completion of the successful jointly-managed Orangutan Rehabilitation and Conservation Programme

1996年から続けられて来た、シャングリラ・ラサ・リア・リゾートのオランウータン・リハビリテーションプログラムは、20年間の活動を今年3月で終了します。

サバ州野生生物局と、セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターと共に行われて来たこの活動は、リゾートに併設された64エーカーの森林内で専門の飼育員により行われ、1日2回の餌付けタイムは、有料で一般公開されてきました。

地元や海外からの方々が、サバ州の野生生物の置かれている環境について学び、森に還るリハビリテーションを行っている子供のオランウータンの背景について知った上で、その愛らしくユニークな姿を実際に目にすることで、深い理解を得られる貴重なプログラムでした。
この20年間、43匹の孤児オランウータンがプレ保育リハビリテーションをして、セピロックへ。地元の276の学校から計1万2千人の学生が見学するなど、環境教育にも大きく貢献しました。

オランウータンの社会復帰(野生に還る)には、平均7年を要します。この年数は、オランウータンが親から離れて独り立ちする年数と同じです。現在居るオランウータンは、セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターに移動します。
そこには、昨年開設されたナーサリー(保育施設)→こちらがあり、そこで引き続き訓練をし最終的にはKabili Sepilok森林保護区に還ります。

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↓過去記事

コタキナバル市街地から北へ約1時間~シャングリラ・ラサ・リア・リゾートには、自然を楽しみながら学べる、ネイチャーセンターがあります。

オランウータンのリハビリテーションも行っており、1日2度の餌付け時間(午前10時&午後2時)には、その様子を見学することもできます。
*要予約

事前に、ボルネオのオランウータンの状況&ラサ・リアでの活動について説明されたビデオ(英語)でお勉強。みなさん真剣に聞き入って(見入って)いますので、英語が聞き取れなくても、おしゃべりしないで静かに見ましょう。

10分ほど登ったところにあるプラット・フォームにはじめにやって来たのは、5才になるメスのKatieケティー。
レンジャーさんに甘えたりしながら、旺盛な食欲です。


食べ物を確保して、木の上に登って食べてみたり。

次にやって来た、4才になるWulanウランも女の子。葉っぱを被ってみたり、巣を作るようなしぐさを見せたりしながら、朝ごはんを頬張ります。

お姉さん格のケティーは、妹分のウランにいろいろな事を教えてあげるそう。
この2頭は、そろそろ森へ還る準備ができつつあると言うことです。

お昼寝から覚めて、保育所から運動に出てきたのは、2才になろうとしているItinbanアイティンバン、男の子。
昨年は、オムツをして係員さんにしがみ付いていましたが、今は木から木へ元気に動き回って、ずいぶん大きくなっています。

ビデオを撮っていたら、盛大に!ウンチとおしっこをして見せてくれました。

アイティンバンは、サバ州東海岸側で大洪水が起きた時に、親と逸れたのか流されてきたのを、Orang Sungai(川辺に住む川の民)に助けられ、ここに来たそうです。
なので、彼の名前は現地語で「洪水」という意味だそう。

元気に大きくなって、いつか生まれた森に還る日が来ますように。。。

Shangri-La’s Rasa Ria Resort Nature Interpretation Centre:
http://www.shangri-la.com/kotakinabalu/rasariaresort/sports-recreation/nature/orang-utans/

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