■セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター設立50周年~Sepilok Orangutan Rehab Centre to mark 50th anniversary

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1964年に世界で初めて設立されたオランウータンのリハビリテーション・センター、“セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンター”は、50周年を迎えました。
50周年記念イベントが行われる10月9日・10日の初日は、入場料が無料となり多くの地元の人や学生が訪れる予定です。

(Orangオラン=人)(Utanウータン=森)Orangutanオランウータンは、『森の人』。よく「オラウータン」と誤記されていますが、「おら(俺)、ウータン!」じゃないんですよ。笑

ボルネオの森に悠々と暮らしていたオランウータンは、開発や森林伐採、ヤシ油農園の急速な拡張などの影響を受け、すみ処を奪われたり害獣として捕われたり、ペットとして売られたりと人間には散々な目に合わされています。生産されるヤシ油や材木は、その多くが日本に輸入され日本人の暮らしに欠かせないものとなっています。

樹上に暮らし、毎日新しい寝床を作るオランウータンには、広い森が必要です。

ただただ野生生物の保護や環境保全の重要性だけを訴え叫んでも、理解を得て行動に移す事は容易ではありません。

このリハビリテーション・センターは、設立以来50年間で758頭オランウータンを、リハビリテーション(森に還る訓練)し、約7割弱のオランウータンを森に還すことに成功しています。
1日2回行われるフィーディング・タイム(食事タイム)の公開では、世界中からやってきた観光客が興奮を押さえながら固唾を呑んでその様子を見学します。

年間を通して約8万人の国内外の人が訪れるこのセンターでは、フィーディング・タイムの前のビデオ上映において、オランウータンの生態やセンターの説明がされます。

この素晴らしく魅力的な生き物の生態を知り、‘その姿を目の当たりにし、何かに気がつく。
何故彼らはこのセンターに来なければならなかったのか?
自分にできる事は何か?
50年間、収容数が増え続けているのは何故か?

楽しみながら小さな(大きな)気づきを与えてくれる素敵な場所~セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターは、サンダカンにあります。
すぐお隣には、近年一般公開が始められたばかりの、サンベアー(マレーグマ)コンサベーションセンターも。

ぜひ、訪れてみてください。

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