■1月3日発生クラゲ刺傷事故検証報告~Case report of jellyfish injury -2

当ブログ2月3日掲載「■1月3日に発生したクラゲ刺傷事故について~Case report of jellyfish injury at Manukan Island」

この後に行われた、事故関係者全員による報告と、問題点改善についての会議の結果をお知らせします。
(会議出席者:サバ州政府観光局3名、サバ州公園管理局2名、シークエスト2名、ゴールデンホリデー1名、シャングリラ・タンジュンアルリゾート&スパ3名)

1、クラゲ刺傷事故発生時、マヌカン島にはライフセーバーがおらず、旅行者のイギリス人医師のみがCPRを行ったとされていた件。
1-A
マヌカン島には、見張り台が3箇所にあり、常時ライフセーバーが待機しており、事故当時いち早く女性の叫び声を聞いて駆けつけたのは、ライフセーバーであり、常備してあるお酢による応急処置を施し、イギリス人医師と共にCPRを行い、その後病院にも同行しました。
1-A 改善点
ライフセーバーはオレンジ色のTシャツを着ておりますが、徹底されていないため、一目でライフセーバーだとわかる様に統一したユニフォームを着用する。

2、クラゲ発生の可能性や注意をされていなかったとされる件。
2-A
島へのオプショナルツアーを申し込まれたシークエストのオフィスには、「クラゲ注意」の表示はありましたが、ガイドの付かない送迎のみのツアーでは、注意事項などの説明は、されていませんでした。
2ーA 改善点
申し込みカウンターの「クラゲ注意」の表示をわかりやすく絵表示にし、言葉でも説明をする。

2-B
島には、「クラゲ注意」の看板が立てられておりましたが、あまり注意を促す効果のあるものではありませんでした。
2-B 改善点
看板を手書きのものではなく、もっと注意を引くようなデザインに変え、数も増やす。テキストではなく、日本人でもわかりやすいよう絵にする。

3、搬送されたシンガポールでは、すぐに在シンガポール日本大使館より連絡が入ったにもかかわらず、コタキナバルでは何の連絡も公共機関のサポートも無かった件。
3-A
搬送先のシンガポールでは、保険会社および搬送先病院から、大使館の方へ「日本人搬送」の連絡がすぐに入れられた模様です。コタキナバルにおいては、在コタキナバル駐在館事務所および観光局への連絡が入っていませんでした。事故発生後のコタキナバルでのサポートは、全て宿泊先の日本人スタッフが行い、そのサポートに関しては、犠牲者のご家族からは感謝のお言葉を頂いております。
3-A 改善点
事故直後は、対応に追われ連絡を忘れてしまいがちですが、今回は「誰かが連絡を入れているだろう」と誰もが思い、結果誰も連絡を入れていませんでした。
日本人観光客の方が、事故や事件に巻き込まれた場合には、ツアー催行会社および宿泊先日本人担当者は、即座に領事へ連絡を入れるよう徹底するよう、各関係者に連絡をする。

4、ボックスジェリーフィッシュの危険性についての告知不足の件
4-A
サバ州の観光で一番人気がある「自然」には、危険はつきものですが、代表的な注意事項の告知が足りていませんでした。
4-A 改善点
クラゲに限らず、危険性の大きなものへの注意事項を、サイトおよび新たに刊行される観光局発行物に掲載する。

上記1~4の問題点を改善するべく、観光局がイニシアティブを取って進めてまいります。
再度、サバ州に於いて観光産業に従事している方々には、クラゲ注意勧告に限らず観光客の方に対する安全確認注意事項の喚起、また万が一事故が起こった場合の適切な対応と連絡の徹底をお願いします。

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